キックボクシングとシュートボクシングの違い

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キックボクシングシュートボクシングは、いずれも打撃系の格闘技であるが、それぞれ異なる特徴を持つ。

キックボクシング

キックボクシングは、主に足技と手技を組み合わせた打撃系の格闘技で、ムエタイやボクシングの要素を取り入れたスタイルが特徴である。

定義:手技と足技を組み合わせた打撃系の格闘技で、ボクシングのパンチとムエタイのキックを組み合わせたもの。
ルール:試合では、パンチ、キック、膝蹴り、エルボーなどの打撃技が許可されているが、投げ技や関節技は使用できない。
特徴:足技(特にローキック)や膝技が頻繁に使用され、リング上での打撃を主な戦術とする。スタイルやテクニックは選手により異なるが、スピードとパワーが重要視される。
起源:20世紀初頭にタイのムエタイとアメリカのボクシングを融合させたことから発展。アメリカでの人気により、世界的に普及した。

シュートボクシング

シュートボクシングは、キックボクシングにレスリングや柔道の投げ技を加えた格闘技で、さらに組み技や関節技も取り入れられている。

定義:キックボクシングの打撃技に加え、投げ技や関節技を含む格闘技。立ち技と寝技が融合したスタイル。
ルール:打撃技(パンチ、キック、膝蹴り)、投げ技(レスリングや柔道の技)、関節技が許可されている。試合中の技術が多岐にわたる。
特徴:打撃技に加えて、組み技や投げ技、関節技が含まれており、試合の展開が多様である。立ち技と寝技を組み合わせた戦術が採用される。
起源:1980年代に日本で発展し、キックボクシングとレスリングを融合させた格闘技として誕生。元々は日本のシュートボクシングジムから広まり、国際的にも認知されるようになった。

具体例を交えた違いの説明

例えば、キックボクシングの試合では、選手が主に打撃を駆使して戦うのに対し、シュートボクシングの試合では、打撃に加え、相手を投げたり、関節技を決めたりする場面が見られる。シュートボクシングでは、試合の戦術がより多様で、立ち技から寝技への移行が頻繁に行われる。

簡単にまとめると:

キックボクシング:主に打撃技を使う格闘技で、パンチやキック、膝技が中心。
シュートボクシング:打撃技に加え、投げ技や関節技を含む格闘技で、立ち技と寝技を融合させたスタイル。

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