エギングとジギングは、どちらも釣りの技法であるが、それぞれの方法やターゲットが異なる。以下に、それぞれの特徴を示す。
エギング
エギングは、主にイカをターゲットにした釣り技法で、専用のルアー（エギ）を使って行う。
- 使用する道具：エギングでは、エギという特別なルアーを使用する。エギは通常、イカの模様や動きに似せたデザインで、光や振動でイカを引き寄せる。
- 釣り方：エギングでは、エギをキャストし、リールで巻き取りながらエギを上下に動かしてイカの興味を引く。これを「しゃくり」と呼び、イカがエギにアタックするのを狙う。
- ターゲット：主にアオリイカやスミイカなどのイカ類をターゲットにする。エギングは特に夜間や深海で効果を発揮する。
- 釣果：イカの種類やサイズに応じて、さまざまなエギを使い分けることで、釣果を上げることができる。
例えば、アオリイカを狙う場合、エギの色やサイズを変えて、イカの好む条件に合わせることで、釣果を増やすことができる。
ジギング
ジギングは、ジグというルアーを使って様々な魚をターゲットにする釣り技法で、特に深海や青物狙いに使われる。
- 使用する道具：ジギングでは、ジグという金属製のルアーを使用する。ジグは通常、魚の泳ぐ動きを模しており、重りがついているため、深い場所でも使用可能。
- 釣り方：ジギングでは、ジグを海底に落とし、リールで引き上げる際に上下に動かして魚の注意を引く。これを「ジャーク」と呼び、ジグの動きで魚を誘う。
- ターゲット：主に青物や深海魚、根魚など、様々な魚種をターゲットにする。ジギングは深い場所でも効率よく釣ることができる。
- 釣果：ジグの形状や重さ、アクションに応じて、狙う魚の種類や釣果が変わる。特に活発に動く魚に対して効果的である。
例えば、青物を狙う場合、ジグのカラーや動きで魚の興味を引き、アタックさせることで良い釣果が得られる。
具体例を交えた違いの説明
エギングとジギングでは、使用するルアーと釣り方が異なる。エギングでは、イカをターゲットにしたエギを使い、エギの動きでイカの興味を引く。一方、ジギングでは、深海や青物を狙うためのジグを使い、リールでジグを上下に動かして魚を誘う。つまり、エギングはイカ専用の釣り方で、ジギングは様々な魚を狙うための方法である。
簡単にまとめると：
- エギング：イカをターゲットにし、エギというルアーを使用してイカを誘う技法。
- ジギング：ジグという金属製のルアーを使い、深海や青物など様々な魚をターゲットにする技法。
