大福と団子は、いずれも日本の伝統的な和菓子であるが、それぞれ異なる材料と製法によって特徴づけられる。
大福
大福は、もち米を使って作られたもち米の外皮に、あんこ（主にこしあんや粒あん）を包み込んだ和菓子である。もち米を蒸してからついて作るため、外皮はもちもちとした食感が特徴である。
- 定義：もち米を主成分とし、中にあんこなどの具材を包み込んだ和菓子。
- 特徴：もち米の外皮がしっかりとした弾力を持ち、甘いあんことの組み合わせが楽しめる。一般に丸い形状をしている。
- 例：代表的なものには「こしあん大福」や「いちご大福」などがある。
団子
団子は、もち米を粉にして水で練り、丸めて茹でた後、甘いタレやみたらし、きなこなどで味付けした和菓子である。団子は、そのままでも食べられるが、串に刺して提供されることが多い。
- 定義：もち米の粉（上新粉や白玉粉など）を練り、丸めて茹でた後、甘いタレや他の調味料で味付けされた和菓子。
- 特徴：外皮はもちもちしており、一般に串に刺して提供されることが多い。味付けにはみたらし団子（甘辛いタレ）、きなこ団子（きなこをまぶしたもの）などがある。
- 例：代表的なものには「みたらし団子」や「きなこ団子」などがある。
具体例を交えた違いの説明
例えば、「いちご大福」はもち米で作った外皮にいちごとあんこを包み込んだもので、もちもちした食感と甘酸っぱい味わいが楽しめる。一方、「みたらし団子」はもち米の粉を使って丸めた団子に甘辛いみたらしタレをかけたもので、串に刺して提供される。
簡単にまとめると：
- 大福：もち米の外皮にあんこを包み込んだ和菓子。もちもちとした食感が特徴で、一般に丸い形状をしている。
- 団子：もち米の粉を使って丸めて茹で、甘いタレや調味料で味付けした和菓子。串に刺して提供されることが多い。
