分割払いとリボ払いは、どちらもクレジットカードやローンで利用される支払い方法だが、それぞれの仕組みや利息の取り扱いには違いがある。以下にその違いを説明する。
分割払い
分割払いは、購入した商品の代金をあらかじめ決めた回数で均等に分けて支払う方法である。
- 定義: 分割払いは、購入金額を複数回に分けて支払う方法で、各回の支払い額が均等になる。支払い回数や期間は事前に設定される。
- 特徴: 各回の支払い額が一定で、分割回数に応じて総支払額が決まる。通常、分割払いには一定の利息が付くが、利率は事前に設定された回数に対して計算される。
- 例: 10万円の購入を6回の分割払いで行う場合、毎月1万6667円を支払い、支払い期間は6ヶ月となる。
リボ払い
リボ払いは、購入金額に関わらず、毎月の支払い額を一定にする方法で、残高に対して利息がかかる。
- 定義: リボ払いは、毎月の支払い額が一定で、残高に応じて利息がかかる方式。支払い額が固定されているため、支払い回数や期間は事前に設定されない。
- 特徴: 支払い額は一定であるが、残高が多いと利息が増加するため、総支払額が大きくなる可能性がある。支払いが遅れると、利息が増えることがある。
- 例: 月々の支払い額が1万円で、残高に応じて利息がかかるため、リボ払いの総支払額は、残高や利息によって変動する。
具体例を交えた違いの説明
例えば、10万円の購入を分割払いで6回に分けて支払う場合、毎月の支払い額は一定で、支払い回数や期間が明確である。一方、リボ払いで10万円を利用する場合、月々の支払い額が一定であっても、残高に対して利息がかかり、支払い期間や総支払額は残高によって変動する。
簡単にまとめると:
- 分割払い: 購入金額を設定回数で均等に支払い、各回の支払い額が一定。利息も事前に設定される。
- リボ払い: 毎月の支払い額が一定で、残高に応じて利息がかかる。支払い期間や総支払額が変動する。