菌血症と敗血症は、どちらも感染症に関連する病状だけど、その原因や症状、治療法に違いがあるんだよ。
菌血症
菌血症(きんけっしょう)は、血液中に細菌が存在している状態を指すよ。通常、体内の細菌が血液に入ることは少ないけど、何らかの原因で細菌が血液中に入り込むと菌血症になるんだ。菌血症が軽度の場合は、特に強い症状が出ないこともあるけど、放置すると敗血症に進展することがあるんだよ。治療には抗生物質が使われることが多いよ。
つまり:
・血液中に細菌が存在している状態
・軽度の場合、強い症状が出ないこともある
・抗生物質で治療することが多い
敗血症
敗血症(はいけつしょう)は、血液中に細菌が増殖し、その結果、体全体に炎症反応が起きる重篤な状態だよ。敗血症は、細菌が血液中で増えることで、体全体に感染症が広がり、臓器が機能しなくなることもあるんだ。高熱や低血圧、呼吸困難などの症状が出ることがあり、緊急の治療が必要なんだよ。敗血症は、入院しての治療が必須で、抗生物質に加えて、点滴やその他の治療が行われることが多いよ。
つまり:
・血液中に細菌が増殖し、体全体に炎症反応が起きる状態
・高熱、低血圧、呼吸困難などの重篤な症状が出る
・緊急の治療が必要で、抗生物質や点滴などが行われる
簡単にまとめると:
- 菌血症は、血液中に細菌が存在する状態で、軽度の場合もあるが抗生物質で治療する。
- 敗血症は、細菌が血液中で増殖し体全体に炎症反応が起きる重篤な状態で、緊急の治療が必要。
これで菌血症と敗血症の違いがわかりやすくなったかな?