完全失業率と失業率は、どちらも仕事がない人の割合を示す指標だけど、計算方法や意味に違いがあるんだよ。
完全失業率
完全失業率（かんぜんしつぎょうりつ）は、労働力人口の中で「仕事を持っていないけれども、すぐに働く意欲がある人」の割合を示す指標だよ。労働力人口には、働いている人と働く意欲があるけれども仕事がない人が含まれるんだ。完全失業率は、仕事を探しているけれども見つからない人の割合を示すので、経済の状況や仕事の有無を知るために使われるよ。
つまり：
労働力人口の中で、仕事を持っていないけれども働く意欲がある人の割合
経済の状況や仕事の有無を知るための指標
仕事を探しているけれども見つからない人の割合
失業率
失業率（しつぎょうりつ）は、労働力人口の中で「現在働いていないけれども、働く意欲がある人」の割合を示す指標だよ。完全失業率とほぼ同じ意味で使われることが多いけれど、一般的には「失業率」というと、経済全体での仕事がない人の割合を広く示す場合が多いよ。失業率は、雇用の状況を把握するために使われるんだ。
つまり：
労働力人口の中で、現在働いていないけれども働く意欲がある人の割合
経済全体での仕事がない人の割合を示す
雇用の状況を把握するために使われる
簡単にまとめると：
- 完全失業率は、労働力人口の中で仕事を持っていないけれども働く意欲がある人の割合を示す。
- 失業率は、労働力人口の中で現在働いていないけれども働く意欲がある人の割合を示すことが多い。
これで完全失業率と失業率の違いが分かりやすくなったかな？
