上告と提訴は、法律に関する手続きだけど、それぞれの目的や使われる場面が違うんだよ。
上告
上告（じょうこく）は、すでに決まった裁判の結果に対して、不満があるときに、その決定を見直してもらうために、さらに上の裁判所にお願いすることを言います。例えば、ある裁判で「この判決は間違っている」と思ったとき、上級の裁判所にその判決を見直してもらうために上告するんだ。上告は、普通は「最高裁判所」など、より上の裁判所に対して行われるよ。
つまり、上告は「判決に不満があって、その見直しを上の裁判所にお願いすること」だよ。
提訴
提訴（ていそ）は、新たに裁判を始めるために、裁判所に対して「自分の権利が侵害されたから裁判で解決したい」と申し立てることを言います。例えば、自分が契約を違反されたり、損害を受けたときに、その問題を解決するために最初に裁判を起こす手続きが提訴だよ。提訴は、裁判を始めるための最初のステップで、裁判所に訴えを起こすことだよ。
つまり、提訴は「裁判を新たに始めるために裁判所に申し立てること」だよ。
簡単にまとめると：
- 上告は、既に決まった判決に不満があり、上の裁判所にその見直しをお願いすること。
- 提訴は、新たに裁判を始めるために裁判所に申し立てること。
これで上告と提訴の違いが分かりやすくなったかな？
