テラス・ハウスの意味
- 概要 -
不動産用語であり、建物の種類を指す言葉である。一般的には、二階建ての家が連なった建築物で、長屋建てとも呼ばれる。
- 詳しい解説 -
テラスハウスとは海外でよく見かける住宅形式の一つで、一戸建ての家がつながった状態で建てられた居住区と想像するとよい。ふつう一戸建てといえば、隣人との境は塀などで区切られているが、テラスハウスの場合はそうではなく、共通の外壁一枚でつながっている状態なのである。その外観から「連棟建て」や「長屋建て」とも呼ばれるが、あまり日本では目にすることが少ない方法の建築である。
メリットとしては、敷地内を効率よく使えるため、様々なコスト面などで優遇されるということがあげられるが、その反面、外壁を一枚隣家と共有しているので、少なくとも一面は窓のない居住空間となってしまうことが、デメリットとしてあげられる。
上記のメリット・デメリットを除けば、ほぼ普通の一戸建てと変わらないので、これからの日本の建築手法としても非常に注目を集めているのが、テラスハウスである。