タナトスの意味
- 概要 -
ギリシア神話における死神のことで、死をつかさどる神として登場する。または死という概念そのもののことを指す言葉としても用いられる。
- 詳しい解説 -
タナトスとはギリシア神話における死神のことである。またはその概念としても用いられる。死神というだけあって、概念とはいうもののちゃんと容姿や性格などの設定があり、ギリシア神話お得意の父は●●の神で、母は●●の神というのも、しっかり設定がされてある。
また、ギリシア神話で「死」というと、どうしてもハーデス(ハデスとも)の方が有名ではあるのだが、ハーデスは冥界(死者の国)の王ということで、死者を管理する立場ではあるものの、「死そのもの」をどうこうするわけではなく、こっちの管理を担当しているのがタナトスというわけである。ようするに、死神タナトスが死を呼び込み、冥界の王ハーデスが、死者の国で死人を管理しているという関係なのである。