ソラニンの意味
- 概要 -
じゃがいもの芽に含まれる有毒な成分のことをソラニンと呼ぶ。アルカロイドの一種でそのままsolaninとつづる。
- 詳しい解説 -
昔から、じゃがいもの芽には毒があるよと教えられて育った子供は多いと思うが、その毒の名前が「ソラニン」であると知っているのは、少数なのではないだろうか。そもそもじゃがいもの芽だけでなく、表皮などにもこのソラニンはあるのだが、なぜか日本では芽を強調されることが多い。
その正体はアルカロイドの一種であり、じゃがいもの表面に光があたり、緑色になった部分に多く含まれているといわれている。どれくらい有毒かというと、食べ過ぎるとめまいや嘔吐などの中毒症状が発生することがあり、小さな子供だと、最悪命にかかわるケースもあるという。
また、2010年に映画化された映画のタイトルに「ソラニン」というものがあるが、これは別にじゃがいもの毒がどうこうというものでは全くなく、単なる偶然であるという。