ソナタの意味

ソナタの意味

- 概要 -

音楽業界でよくきく言葉の一つであり、器楽曲のジャンルの一つである。通常三つまたは四つの楽章から構成されている楽曲の中で、第一楽章はソナタ形式であることが多い。

- 詳しい解説 -

楽曲のジャンルの一つ、というくらいには多くの日本人が理解しているであろう言葉「ソナタ」。けれど、実際のところソナタの深い部分の意味まで理解している日本人は、ほぼ音楽に関係している職に就いている者たちしか知らないだろう。

ピアノソナタやヴァイオリンソナタという言葉があるとおり、ソナタのそもそもの意味としては「演奏されるもの」という至極単純なものである。つまり「ピアノソナタ」とは「ピアノ曲」のことであるし、ヴァイオリンに関しても、「ヴァイオリンの曲」なのである。

……と言いたいところだが、実はヴァイオリンに関しては違う。この場合は「ヴァイオリンとピアノの曲」となる。なぜピアノが省略されているかというと、ほとんどにおいてソナタにはピアノ(伴奏)が出てくるからである。もちろん無伴奏のソナタもあるのだが、その場合はちゃんと「無伴奏ヴァイオリンソナタ」というように表記されるという、なんともわかりづらい言葉なのである。