スプレッドの意味
- 概要 -
広がりや伸びること、広がることという「幅ができること」を意味する言葉で、よく金融取引の場で飛び交う言葉の一つである。
- 詳しい解説 -
物理的に幅や面積が広がっていくことや、その広がりのことを「スプレッド」と呼ぶ。たとえば、きれいにたたんだ洗濯物を広げる行為を「スプレッド」と呼ぶわけである。が、それだけではなく、物や価値の差が広がっていくこともこの「スプレッド」がつかわれる。例えば、金額の価格差や差額、値幅などのふり幅のことである。こういうことから、FXなどの金融取引において、買値と売値の差額のことをスプレッドと呼び、多くの場合、これがFX会社に支払う手数料となる。
また、全然違う意味として、「チーズスプレッド」のように、パンやクラッカーなどに塗って食べるためのペースト状の食品も「スプレッド」と呼ばれる。これも元の意味である「広げる」という意味と、「パンに塗りたくって(広げて)食べる」という行為が類似しているということから、名付けられたのである。