ゴシックの意味

ゴシックの意味

- 概要 -

ゴシック美術、ゴシック様式といった場合は、約14世紀前後に見られた、建築現場における美術様式のことを指す。他には、「ゴシック体」など、縦横の幅が均一の活字書体のことも指す。

- 詳しい解説 -

ゴシック、と単体で使われることはあまりないが、「ゴシック体」や「ゴシック建築」「ゴスロリ」など、連結する言葉によって、その意味は様々に変化する。

まずゴシック体だが、これはいわゆるフォント(書体)の種類を表す言葉である。俗にいう明朝体と対を成す言葉で、ゴシックは文字の縦横の幅が均等で太い書体のことをいう。「MSゴシック」や「ヒラギノゴシック」などが、これにあたる。また、ゴシック建築、ゴシック様式などというと、14世紀ほどに西洋で流行した、美術様式(おもに建築分野)のことを指す。

他には、ゴスロリ(ゴシックロリータ)という言葉からイメージできるように、ゴシックというのは、ファッション分野でいえば、どこか退廃的で、暗く、不気味な謎めいた雰囲気を醸し出す格好の事を指したりするのである。