ゲットーの意味
- 概要 -
貧民層や特定の人種たちが集まって暮らす居住地区のことで、その由来は第二次世界大戦時にまでさかのぼる。
- 詳しい解説 -
ゲットーとは、ヨーロッパ諸国において、ユダヤ人が強制的に押しこめられ、居住区としてあてがわれることになった地域のことである。
ここから派生して、貧民層の住むエリアや、特定に人種しかいないエリアなどのことを、ゲットーと呼ぶようになった。また、例えばアメリカなどでは、マイノリティ(少数派)たちが密集して暮らす居住区のこともそう呼ばれる。
日本ではあまり耳にしない言葉であり、そういったエリアも多くはないので、この用語を知っている人たちは多くはない。日本人にはどちらかといえば「スラム」や「スラム街」といった方が理解は早いかもしれない。
意味的には似ていると言えば似ているが、その言葉の発生源などから考えると、スラムとゲットーは本質的には全くの別物といえるだろう。