キャッシュ・フローの意味
- 概要 -
直訳で現金の流れ。つまりは、収入と支出の動きを差し引いて、手元にどれくらいお金が残るのか、といったまさに「現金の流れ」を意味する言葉である。
- 詳しい解説 -
キャッシュフローとは、その名の通り現金の流れのことである。正しくは「キャッシュ・イン・フロー」と「キャッシュ・アウト・フロー」というように、現金が入ってくる動きと、出ていく動きそれぞれに分かれるのだが、これらを総称して「キャッシュフロー」と呼んでいるわけである。
乱暴にいえば収益と支出の差額がでる、その営業活動の流れのことである。こう書くと単に「損益計算書」のことのように聞こえやすいが、「キャッシュ」とあるとおり、これはあくまでも現時点での「実際にやりとりした現金の流れ」のことであり、遠い将来に入る予定の利益に関しては含まれない、というのがポイントである。
ただ日本人の使うキャッシュフローは、かなり直訳の影響を受けている部分があり、単純にお金がどこからどこに流れて……というだけでも「それは、キャッシュフローが……」と言ったりするので注意が必要。