カーストの意味
- 概要 -
インド社会に根差す、独自の身分制度の呼称である。その独自の階級制度をもじって、日本でも「スクールカースト」などといった言葉が出てきている。
- 詳しい解説 -
カーストまたはカースト制度は、インド社会に根差す独自の身分制度のことである。いわゆる階級制度ともよばれ、奴隷から支配者まで全部で4つの階級にわけて、人を差別する温床となっている。
その発端は紀元前時代にまでさかのぼるといわれており、バラモン、クシャトリヤ、バイシャ、シュードラと呼ばれる四つの階層ができ、人間に貴賤の順位づけを行ったことで成立している。今でもこの悪しき制度はインドに根付いており、たまに国際ニュースなどでも、このカースト制度に原因を発する痛ましい事件などが報じられている。
日本でも士農工商という制度が一時期あったが、これも考え方としてはカースト制度と同じようなものである。