アンビバレントの意味
- 概要 -
人が対象物に対して抱く感情で、それぞれが相反する(表と裏)ものとなっていることを指す言葉。例えば「愛憎」などがこれに当たる。
- 詳しい解説 -
アンビバレントとは、例えば誰かに対して「憎しみ」と「愛情」という感情を同時に抱くさまを言い表した言葉である。言葉で書くと矛盾しているように思えるが、この矛盾でありながらも「確かにそういったことがある!」というヒトの複雑な心境心理を見事に言い表す言葉であるともいえる。
上記のような好き嫌いの感情だけでなく、例えば「やりたいけどやりたくない!」といったような気持ちや、「面白いけど、つまらない!」といった時にも、このアンビバレントは当てはまる。それぞれ相反する感情ということから「二律背反」「両面価値」などと呼ばれたりもする。
あまりこういった気持ちになったことがない人には、用語の意味がピンとこないかもしれないが、そういう時には矛盾した感情を抱くさま、というように形式的に理解しておくとよい。