アナロジーの意味
- 概要 -
類推、類比というような意味をもつ言葉。これは、その日本語訳の通り、何かを説明するときに、他の身近なものに例えて伝える行為の事である。
- 詳しい解説 -
言葉の響きと意味が合致しづらい言葉であるが、アナロジーというのは日本語で「類比」「類推」と訳される言葉である。
類比とは、読んで字のごとく、ある一つの事象を説明するときに、それに類似した現象や体系を例に挙げて(比較して)、事象を説明する方法のことである。簡単に言えば真似の一種ともいえる。
よくアナロジー思考という言葉が用いられるが、これは難しい事柄や体系を理解するには、直接的にそれと触れ合うのではなく、「たとえ話」などによって、間接的にその難解な仕組みを理解しようという思考のことである。また理解だけでなく、類推という意味からもわかるとおり、その仕組みを別の何かにも利用できるのではないかと、思考を閃かせることこそがアナロジー思考の醍醐味といえるだろう。