フィクサーの意味
- 概要 -
「寄り添う人」という意味を持っているが、あまり良い意味では使われず「影で操っている人」「黒幕」といった意味で使われることが多い。
- 詳しい解説 -
例えばだけど、ワンマン経営のブラック企業があったとしようか。社長のいう事は絶対。社長が白と言えば、どれだけ真っ黒でも白になる……そんな会社さ。
さて、社長には総務部に愛人がいる。はたから見れば、役職もついていない、ただの三十路あたりのOL……ということになるんだけど、実は彼女が会社の決定事項を裏で操作していたとしたら……。
つまり愛人という立場を利用し、本来なら発言力も発言権もない彼女が、直接社長に取り入ることによって、自分の望みを社長決裁として行わせる。
こういった、企業や行政の営利活動において、正規の手順を踏まずに決定事項への影響を及ぼす手段を持つ人間のことを「フィクサー」というんだ。
つまり、自らは手を下さずに、傀儡(かいらい)としている人物に全てを行わせる力のある人のことだね。そういうわけで、訳としては「黒幕」だとか「影で操っている人物」みたいなのが多いってわけさ。