ラプソディーの意味
- 概要 -
狂詩曲ともよばれ、特に決まった形式がなく、自由に演奏ができる器楽曲のことである。
- 詳しい解説 -
狂詩曲ともよばれる音楽用語の一つで、いわゆる演奏形式の一つを指示している言葉である。ほかにシンフォニーなど、コンチェルトなど、音楽用語としての演奏形式は山ほどあるわけだが、その中でもラプソディーといえば、「自由気ままに演奏してもいい」形式の楽曲である。
つまりほかの演奏形式がまず間違いなく、なんらかの「こうやって演奏しろ」という制約があるうえで成り立っている言葉にも関わらず、ラプソディーはその制約が全くないのである。むしろ「自由であることが制約」とでもいうべき演奏形式なのだが、なぜか暗黙の了解でもあるのか、基本的には叙事的な側面を持っていることが多い。狂詩曲と訳される理由はそこにあるのかもしれない。