ミゼラブルの意味
- 概要 -
正しくは「レ・ミゼラブル」としてよく知られているが、日本語訳は「ああ無情」であり、フランス文学における大河小説のタイトルである。
- 詳しい解説 -
ミゼラブルとは、「みじめな」とか「哀れな」というマイナス要素を多分に含んだ言葉であるが、日本でこの言葉といえば思い起こされるのは「レ・ミゼラブル」であろう。日本語訳「ああ無情」というタイトルで出版されている、フランス人作家ヴィクトル・ユーゴーの執筆した大河小説である。
とにかくミゼラブルといえば「悲惨な」「みじめで不幸な状態」「貧困にあえいでいる状態」というような、いいことが一つもない状況を意味する言葉なので、その小説の内容といえば、かなりむなしく、悲惨な人生を描いたものとなっている。
また日常で使われることはほとんどないとはいえ、たまに形容詞として名詞の前に用いることで、より一層の悲壮感をその言葉に付与することができるという意味では、フランス語も英語も関係ないカタカナ用語としての特徴が感じられる単語である。