マンダリンの意味
- 概要 -
いわゆる官僚のことで、「役人」や「府官」といった日本語訳が充てられることも多いが、今では派生して、官僚の話す中国語、ということになっている。
- 詳しい解説 -
マンダリンはカタカナ用語ではあるが、珍しく英語や西洋の言葉ではないという特徴がある。マンダリンとは、実は中国語で、「Man Daren」からきており、その漢字としては「満大人」ということになる。意味は「満州人の役人(大人)」ということになり、歴史的にいえば、「北京官話」のことを指す言葉としてある。
が、ここで言葉の意味としては終わらず、彼らの話す言葉(役人の言葉)という意味となったのが、今のマンダリンである。中国語には方言がいくつもあるといわれているが、そのうちの一つであり、また最大手でもあるのが、このマンダリン(官話方言)なのである。ようするに、マンダリンといえば、中国語の方言の一種、というのが世間一般的な認知内容となっている。