ホモ・サピエンスの意味
- 概要 -
一概に「ヒト」という種族を指す言葉として用いられる。ラテン語では「賢い人間」という意味がある。
- 詳しい解説 -
私たち人間、ヒト科の称する学名がホモ・サピエンスである。いわゆるネアンデルタール人などの旧人類と呼ばれている種族も、一応はこの「ホモ・サピエンス」にくくられて含められている。
学名ということで、人類学上の歴史の上で名付けられた言葉であるが、一般的には知名度はあるものの、「ホモサピエンス=昔の原始人」というような誤解のある解釈も日本で少なくない。おそらく、この言葉が出てくるときには大体ネアンデルタール人などの旧人類の挿絵がセットで出てくるからだと思われるが、当たり前だが今の人類も立派な「ホモ・サピエンス」である。
余談だが、「あいつってホモくさいよな」なんて言われると、それは「人間味のあるやつだよな」という意味ではなく、「同性愛者っぽいよね(オカマっぽい)」という意味になるので、注意。世間的にホモと略された場合は、ホモサピエンスのことではなく、ホモセクシャルのことを意味する。