ボーイミーツガールの意味
- 概要 -
直訳すれば、少年が少女と出会う、ということで「なんのこっちゃ」という話だが、いわゆる物語(創作事)における、典型的な展開のことを指す。
- 詳しい解説 -
文学の歴史を紐解いていくと、やはり物語にはある一定の型があることが証明されている。それを評論家たちは「王道」や「邪道」と呼ぶようになったわけだが、いつの時代も一番受け入れやすいストーリー展開といえば、「少年がわけありの少女と出会い、そこから大きな事件に巻きこまれながらも解決して、やがて二人は恋をしてハッピーエンド」というものである。
このある意味ベタな展開のことを、そのストーリ展開になぞらえて「ボーイミーツガール」と呼んでいるわけである。つまり意訳すれば「よくある話」「月並みな話」ということになる。
なので、どこかでみたような設定の創作小説を読んだ感想で「あのボーイミーツガール的な展開はもう見飽きたよね」というのは、実際に少年が少女に出会うような展開が一切なくとも、まったく問題のない言い回しなのである。