ベース・アップの意味

ベース・アップの意味

- 概要 -

日本ではよく略して「ベア」と呼ばれる言葉で、ほとんどの場合、サラリーマンの賃金水準を向上させるという意味で使われる。

- 詳しい解説 -

ベース・アップ、略してベアは「賃金水準の向上」を意味する言葉である。ひらたくいえば「もっと給料上げてくれ」と会社に要求するときに用いる決まり文句である。

もちろんサラリーマンといえば、ほとんどの企業が採用している「定期昇給」があるのだが(毎年○月に昇給、とかそういうのである)、このベース・アップはそこに焦点をあてているわけではなく、もう本当に単純に、「俺たちの基本給(会社で決めている水準の賃金体系)をあげてくれ」ということを言っているのである。

日本では、大体毎年春先頃に労働組合(略して労組)を結成した社員たちが、経営者層と意見を交わしてなんとか賃金アップに繋げようという動きがあるのだが、この戦いのことを「春闘」とよび、主にベースアップという言葉はこの戦いの期間によく用いられるのである。