バロンの意味
- 概要 -
中世ヨーロッパ以降において、貴族の称号の一つとして用いられてきた。男爵や外国貴族のことをバロンと呼ぶ。
- 詳しい解説 -
いわゆる貴族称号の一つで、日本でなじみ深いのは「男爵」という言葉だろうか。
厳密にいえば、爵位やその貴族の状況によって一概には訳せないのだが、今となっては「男爵」一本でもおかしくはないだろう。語源としては古フランク語というところからきており、自由民を意味する「baro(バロ)」が形を変えて、ラテン語、フランス語を通じ、今の形になったと言われている・
同じく貴族の称号の一つにデュークという言葉があり、こちらもよく「男爵」という意味で使われるが、こちらは正式には「公爵」のことを指して用いる言葉である。日本はこういった貴族階級のことには疎いので、上記のように訳すときの言葉がまばらだったりするのだが、そもそも男爵だろうが公爵だろうが、「貴族」というくくりでしか見ていない日本人が多いので、そのあたりは割とガバガバである。