バガボンドの意味
- 概要 -
放浪者や流浪人のことを指し、一定の土地にとどまることを好まずに、世界を転々とする人物のことを指す。
- 詳しい解説 -
宮本武蔵の生涯を描いた漫画に「バガボンド」というタイトルのものがあるので、歴史や侍に関する言葉かと勘違いされることも多いのだが、バガボンドとは本来「流浪人」「放浪人」という意味の言葉である。
つまり町から町へと渡り歩くワタリガラス(とはいっても人だが)のことである。今ではこんなことをしていると「浮浪者」や「不審者」として即通報されそうではあるが、それこそ漫画の舞台である江戸時代などでは、こういったバガボンドの姿は多く見られたといわれている。
特に武芸者などに多く見られ、だからこそ宮本武蔵も「バガボンド」というタイトルを冠されたのだろうが、現在では残念なことに「やくざ者」や「ごろつき」といった意味でも用いられることがあり、あまり良い言葉ではなくなってきているのも事実である。