トロイの木馬の意味
- 概要 -
もとはギリシア神話に登場する装置で、木の建造物のように見せかけ、その中に人間を隠れさせて、戦争を一気に有利な方向へと導いた。
- 詳しい解説 -
トロイの木馬とは、今ではウイルスのプログラムの一種として認識されているが、もともとはギリシア神話の時代にまでさかのぼった歴史的戦略が由来となっている。
というのは、木でできた馬(ただの建造物)と見せかけて、実はその木馬の中に大量の兵士たちを隠れさせており、いざ戦争がはじまると、そこから奇襲攻撃をして戦争を有利な状況にもっていったという故事なのである。
そこから転じて、パッと見は普通のソフト・アプリケーションだと見せかけて、ユーザーにインストールさせ、コンピューターの中に侵入したとたん、データを消したり、重要なファイルを第三者への流出させたりといった破壊活動を行うウイルスのことをトロイの木馬と呼ぶようになっている。