アンチテーゼの意味
- 概要 -
とある説に対する正反対の主張。最近ではもう少しフランクに「反論」「反対意見」として使われることもある。
- 詳しい解説 -
まずテーゼという言葉を考えよう。これは「命題」や「議題」、もう少し噛み砕いていえば「主張」のような意味を持つ言葉だ。それに反対を意味する「アンチ」が頭につくことで、「とある主張への反対意見」というような意味になるよね。
元々は哲学者たちがお互いの意見・主張を一つの仮説として述べていた時に、それに対する反対の意見(真逆の説)として掲げられた説をアンチテーゼと呼んでいたんだね。
気を付けるべきは、アンチテーゼっていうのはただの反論ではなく、「正反対の」説ってこと。例えば「動物好きに悪い奴はいない!」という主張に対し、「動物好きは悪い奴だ!」はアンチテーゼになるけど、「いや、いい奴ばかりじゃない!」というのは、アンチテーゼにはならないんだよ。