アイデンティティーの意味
- 概要 -
使用される分野で様々な意味合いを持つが、多くは哲学的な意味合いで使われる「自己同一性」のこと。簡単に言えば、「自分が自分たる所以である概念や人格」を指す。
- 詳しい解説 -
使われる業界、分野、果ては地域によって捉えられる意味合いが変わりやすい面白い言葉なんだけど、日本で一番浸透している意味は「ある人をある人たらしめている思想や人格、特徴」といったところだね。
「あいつからサッカーをとったらなにも残らない」なんて台詞が、たまにスポコン漫画で見かけられるけど、つまりそれはそのサッカー少年を表す概念(特徴と言ってもいいね)として「サッカーに熱中している」というアイデンティティを設定しているわけだ。
そして大体、日本ではこのアイデンティティは尊重されるべきものとして扱われているんだ。なにしろその人自身を表す大きな概念の事を指しているからね。それを否定したりするとよく言われるんだ。「人格を否定された」「自分という存在を否定された」ってね。