糸巻きボール
- 概要 -
ゴルフボールの構造の一つ。ボールのコアを糸ゴムで巻いた構造になっている。
- 詳しい解説 -
最近ではまず見かけることはなくなったけど、ツーピースボールが販売されるまでは糸巻きボールがゴルフボールの主流だったんだ。主流というよりも糸巻ボールしかなかったと言った方が正しいかも知れないね。
日本では1980年の初めにツーピースボールが発売されたんだけど、それでもしばらくは糸巻きボールがなくなることはなかったんだ。当時のツーピースボールは飛ぶことは飛んだんだけどボールが硬かったし、スピンをかけることができなかったからね。それでもツーピースボールは飛ぶからアマチュアゴルファーには人気があったんだけど、スピンを利かしてボールをコントロールしたいプロにはいまいち人気がなかったんだ。
やがてツーピースボールのスピン量も改善されて、スリーピースやフォーピースボールが発売されると飛距離で劣る糸巻きボールは終わりを迎えるんだ。新しい世紀が始まろうとしていた2000年ごろの話だよ。