旅館とビジネスホテルの違い

-　詳しい解説　-

旅館とは日本風の宿泊施設の一つであり、建物や施設、部屋などが主に和式のスタイルであるものをさす。旅館ではしばしば客室が和室であり、一室２名以上が宿泊するように設定されている。しばしば温泉など大浴場が設置されており、宴会場などが用意されている所も多い。団体客での利用も多い。
また旅館では接客は仲居（なかい）が行い、客室での食事の配膳や布団の上げ下げなどを行う。通常旅館では、仲居を始めとする女性の接客担当係は和装である。
また客室には浴衣が用意されており、宿泊客は浴衣を着てくつろぎ館内を歩き回れる。温泉街などでは、そのまま外出することもできる。

一方ビジネスホテルとは、都市の繁華街、特に最寄り駅近くにあるホテルで、おもに業務出張でやってくる人を対象としている。比較的小型で低料金の所が多い。一般に、ビジネスホテルは１人１部屋の個室形態を多く用意しており、また客室が狭くなっている。ルームサービスがなく、食事もついていない場合が多い。朝食付きの場合でもおにぎりやパンといった簡単なものに限られている。