ラマとリャマの違い
- 概要 -
ラマとリャマは、同じ動物である。
- 詳しい解説 -
ウシ目ラクダ科ラマ属に属し、学名は「Lama glama」と表わされる。一般的にはリャマと呼ばれる事が多く、ラマは学名からそのまま呼ばれている。アンデス地方に住み、ラクダのように首が長いが、高地に適応した体になっており、背中にコブはなく、体を寒さから守るために毛が長い。体高さは約120cm、体重は70〜140kgで、体毛は白色、茶色、黒色がある。アンデス地方では家畜として、荷物の運搬や毛皮の確保のために飼われている。リャマはインカ帝国があった時代から、アンデス地方に住む人々に欠かせない存在である。
なお、アルパカとよく比較されるが、アルパカは同じラクダ科でもビクーニャ属に属し、系統がはっきりしておらず、人間によって作り出されたものであると言われている。アルパカの毛から衣類が作られており、毛の伸長率が早く、2年毛を刈らないでおくと地面に届くまで伸びるという。
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