野生動物と家畜の違い
- 概要 -
人間によって品種改良されていない、自然な状態で生息する動物について野生動物といい、野犬や野猫など一度家畜化された動物でその後人間の手を離れて野生化した動物は野生動物とはいわない。これに対して家畜とは人間の生活に役立てるために品種改良し、飼育、繁殖させている動物をさす。
- 詳しい解説 -
野生動物とは、原野など人の手の入らない場所で生息している動物をさし、人間社会の生活に依存していない動物のことである。
家畜は食用として乳や肉、卵を生産するため、あるいは毛や毛皮などから衣類や道具を生産するため、さらには農業や移動などにおける労働力として利用される。近年は産業動物ともよばれる。またニワトリやガチョウなど鳥類だけをさす場合は家禽（かきん）と呼ぶ。主な家畜には豚、羊、馬、牛などがある。
広義にはペットなどの愛玩動物やミツバチなどの昆虫類も入るが、一般に家畜という場合はほ乳類をさす。また、家畜化された動物は、生息環境の変化から野生動物とは異なる形態をもつようになるという特徴がある。
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