モカとラテの違い

-　詳しい解説　-

モカ（Mocha）とは紅海に面したイエメンの港町の名前であり、15世紀から17世紀にかけてコーヒー豆の積出港として繁栄した。コーヒーの原産地はエチオピアであったが、これを世界中に広めたのはアラビア商人達で、このためモカはコーヒー発祥の地とされている。モカコーヒーはブランドの一つでイエメン産とエチオピア産のコーヒーを合わせて「モカ」と呼んでいる。
一方、カフェモカ（Caf? Mocha）とは、エスプレッソコーヒーにチョコレートシロップ、スチームミルク、ホイップクリームを加えたもので、しばしば上にココアパウダーを振りかける。イタリアではモカチーノ（Mocaccino）と呼ばれ、カプチーノにチョコレートシロップとクリームを加えたものをさす。

一方ラテとはカフェラテ（Caff? Latte）のことで、エスプレッソコーヒーに牛乳を加えたイタリア発祥の飲み物である。スターバックスなどで提供されるカフェラテではスチームミルクが使用される。またカフェラテを略してラテと呼ぶことがアメリカや日本で定着しているが、イタリア語でラテと言うと単に牛乳のことである。