密葬と家族葬の違い
- 概要 -
密葬とは死者の近親者やごく親しい友人のみで行われる葬儀で、少ない人の間だけでお別れし、火葬を行うことである。家族葬は少人数での葬儀という点では密葬と同じだが、後に本葬を行わない。近親者や訃報を受けた近しい友人や知人が参加し、通例通りの通夜や告別式を行う。
- 詳しい解説 -
密葬は元々は有名人や有力者が多数の人を呼んで行う大規模な本葬の前や、大企業の経営者などの場合に行われる社葬の前に行われる、内輪での葬儀を意味していた。今では故人の遺志による場合や、大人数の参列を避けるため、葬儀の費用を抑えるため、また家族だけでお別れをする目的で密葬が選ばれることがある。
密葬では、基本的に弔電や弔問、供花、供物、また香典などは控えられる。
家族葬という言葉は、元々1990年代に葬儀社がマーケティングの一つとして考え出したものである。宗教的な儀式が行われる場合もあれば、故人の生前の趣味や意向による自由葬もあり、今では小規模の葬儀という意味合いで使われる。
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