フランスパンとパンの違い

-　詳しい解説　-

フランスパンとは小麦と塩と水とイーストのみで作られるフランスで伝統的に食べられるパンの総称である。一般にフランスパンというとバゲット（Baguette）をさすことが多い。フランスで最も多く食べられるパンで、フランスの元植民地のベトナムやカンボジア、チュニジアやアルジェリアなどでも普及している。
チーズと一緒に食べたり、サンドイッチと一緒に食べたりすることが多い。

普通、食パンなどのパンは小麦粉と塩、水、イーストの他に砂糖やバターあるいは油が用いられる。それに対して、フランスパンは生地に砂糖やバターや油などの油脂分を使わない。そのためフランスパンはとても硬いという特徴があり、外側は特にパリパリとしていて、中はもっちりとしている。
また、パンには強力粉が用いられるが、フランスパンについてはグルテンが少なめの中力粉が用いられる。

日本では柔らかい食感のパンが好まれるため、販売されているフランスパンの多くがもっちりとしていてフランスで食べられるパンとだいぶ食感が異なっている。