冬タイヤと夏タイヤの違い

-　詳しい解説　-

冬タイヤとは雪道や凍結した道路を走るために開発されたタイヤのことで、一般的にスタッドレスタイヤと呼ばれるタイヤである。一方、夏タイヤとはそれ以外の通常のタイヤのことである。

以前は冬タイヤといえばタイヤにスパイクが打ち込まれたスパイクタイヤが一般的であったが、乾燥した道路ではアスファルトを痛めることから、平成３年以降、日本では原則的に禁止された。それに代わってスパイクのついていないスタッドレスタイヤが冬タイヤとして使用されるようになった。
スタッドレスタイヤは通常の夏タイヤの一番の違いはゴムの質で、低温でも柔軟さを失わない性質を持っている。また冬タイヤの表面には夏タイヤよりも溝が深く刻まれており、凍結した道路で滑りにくい仕組みになっている。

スタッドレスタイヤを夏タイヤとして使用する場合、燃費が悪くなるだけでなく、グリップに違いがあり制動距離が伸びる。特にスタッドレスタイヤは雨の日には向いておらず、事故に繋がる場合もある。