フェルトとフリースの違い

フェルトとフリースの違い

- 概要 -

フェルトとは、羊毛やラクダの毛などを薄く圧縮して固めたものである。一方フリースとは、ポリエステルの一種PETより作られた合成の繊維素材である。

- 詳しい解説 -

フェルトとは、毛糸の絡み合う性質を利用して羊毛やラクダの毛などを薄く圧縮して固めたものである。不織布やフエルトとも呼ぶ。伸縮性はなく、摩擦には弱いが、断熱や保温、クッション性に優れている。帽子や敷物、履物などに主に用いられる他、工業製品にも使用される。
加工が簡単なので、子ども向けの工作や裁縫の素材としてもしばしば利用される。
また和室や人形飾りなどに使われる和風のカーペットである緋毛氈(ひもうせん)もフェルトの一種である。

一方フリースとは、ポリエステルの一種PETより作られた合成の繊維素材である。1979年にモールデンミルズMalden Mills社により開発された。保温性が高く軽いこと、洗濯機で洗えて手入れが簡単で、速乾性があること、安価なことから、現在では天然のウールよりもずっと一般的になった。ただ静電気が起きやすい、毛玉ができやすいなどの欠点もある。
日本では90年代後半にユニクロのフリースが大ヒットし、以降、冬の定番の洋服アイテムとなっている。

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