標語と俳句の違い
- 概要 -
標語は、何らかの運動や主張などの目的をひと目で見て分かりやすいよう、簡潔に示した文章のことである。俳句は、必ず17字(五七五調)で構成し、季語を入れる決まりがある。
- 詳しい解説 -
標語と俳句は、ともに短文で構成されるが、それぞれの持つ目的が異なる。
標語は、何らかの運動や主張などの目的をひと目で見て分かりやすいよう、簡潔に示した文章のことである。スローガンとも言われることもある。語呂などの区切りが良いよう、五七五調が取られることもあるが定義はない。たとえば、交通安全標語では、「飛び出すな車は急に止まれない」という標語をよく耳にする。JRなどでは泥酔客やスマートフォンに夢中になっている人に線路転落防止を呼び掛けるポスターを駅構内に掲示することが多い。これも標語が使われており、シンプルな言葉で訴求している。
俳句は、必ず17字(五七五調)で構成し、季語を入れる決まりがある。詠み手がその時の状況や気持ちを表わした「詩」であり、誰かに向けて訴えるといったメッセージ性は持っていない。受け手側には、俳句が表わしている状況を解釈する力が求められる。たとえば、松尾芭蕉が詠んだ有名な俳句のひとつに「閑かさや 岩にしみ入る 蝉の声」がある。蝉が夏という季語を表わしており、受け手側には夏の情景を詠んだものだと解釈することができるのである。言葉遊びの要素が含まれているといえる。
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