ハッシュドビーフとビーフシチューの違い

-　詳しい解説　-

ハッシュドビーフ（Hashed Beef）とは牛肉の薄切りをタマネギや人参と一緒に炒め、ドミグラスソースやトマトソースで煮込んだ日本の料理である。ハッシュドとはフランス語の「細切れにする、刻む」という意味のアシェ（Hacher）という言葉に由来する。
ハヤシライスのソースと非常に似ている。

欧米で食べられるハッシュ（Hash）と日本のハッシュドビーフは似て非なるもので、欧米ではl細切れの牛肉をジャガイモやタマネギとスパイスと一緒に調理し、テーブルでブラウンソースやケチャップをかけて食べることが多い。また牛肉の細切れの代わりにコンビーフが用いられることも多い。

ビーフシチュー（Beef Stew）は角切りなどにした牛肉をジャガイモ、人参、タマネギなどの香味野菜と一緒に炒め、トマトソースやドミグラスソースで味付けして煮込んだ日本の料理である。小麦粉とバターと香辛料を炒めて作ったルーを加えることが一般的である。
ハッシュドビーフとの主な違いは牛肉の切り方と具材の大きさで、ビーフシチューの方が野菜も大きめに切ることが多く、その分煮込み時間も長くなる。