蓮と睡蓮の違い

蓮と睡蓮の違い

- 概要 -

蓮(はす)の葉は円形で中央に茎が出ており円形で、水面より高くあがってくる葉もあり、花も同様に水面より上まで上がってきて咲く。また葉には撥水性があり、はじいた水の玉ができる。これをロータス効果と呼ぶ。蓮と違い、睡蓮の花は水面より上に高く上がってくることはなく、また葉には撥水性がない。睡蓮の花は通常朝に咲き、夜に閉じる。

- 詳しい解説 -

蓮(はす)は古名を「はちす」といい、これは果実が蜂の巣の形をしていることから名付けられた水性の植物である。これが短くなって「はす」と呼ぶようになった。水芙蓉(みずふよう)や不語仙とも呼ばれる。食用、観賞用、また薬用として湿地で栽培される。根の部分は蓮根(れんこん)で、根菜の一つである。また種子もはすの実として食用になる。

一方、睡蓮(すいれん)とはスイレン科の植物で、蓮と同じく水の底に根を張り、水の上に葉と花が出る。日本には未草(ひつじぐさ)の一種のみが生息する。葉は円形か楕円形で、蓮と違い円に切れ目がある。睡蓮の花は通常朝に咲き、夜に閉じる。

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