白米とうるち米の違い

白米とうるち米の違い

- 概要 -

白米とは玄米をついて糠(ぬか)や胚芽(はいが)を取り除き、精米した米のことをさす。精白米や精米ともいう。うるち米とは、米をデンプンの性質により分類したもののうち、粳性(うるちせい)のものをさす。通常、白ごはんとして食べるのがうるち米である。

- 詳しい解説 -

白米は玄米に比べ色が白く、透明感がある。白米は日本の主食でもあり、白米を炊いたものをごはんや白飯、白ごはんと呼ぶ。日本では白米は水だけで炊き、塩や油、香辛料や香り付けするためのものを一切加えない。

白米は、胚乳だけを残し胚芽や糠に含まれた栄養素がほとんど落とされてしまっており、栄養素としてはデンプンのみであり、栄養的には偏っている。特に白米のみの食事はビタミンB1が欠乏し、脚気(かっけ)のような病気を引き起こす。

うるち米とは、米をデンプンの性質により分類したもののうち、粳性(うるちせい)のものをさす。粳性とはデンプン分子の組成としてアミロースを含むもののことで、うるち米はアミロースが20%、アミロペクチンが80%で、もち米よりも粘り気が少ない。ヨウ素デンプン反応では青色を示す。

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