流れ星と流星群の違い

-　詳しい解説　-

流れ星とは流星のことで、夜空において高速で動く光の筋が流れ、一瞬のうちに消えるように見える天体現象のことである。星が流れ落ちるように見えることから流れ星と呼ばれる。流れ星は、太陽圏空間にある流星物質と呼ばれる固体粒子が、地球に近づいてきて大気圏に飛び込んだときに摩擦によって高熱を発し、燃え尽きて起こる。また燃え尽きずに残骸となって地上まで届いたものは隕石と呼ばれる。

一方、流星群とは天球上のある一点を中心に放射状に広がるように出現する多数の流れ星のことである。流星群には、突然起こる突発群、毎年同じ時期に起こるペルセウス流星群のような定常群、数年から数十年おきに起こるしし座流星群のような周期群がある。