ナイロンとポリウレタンの違い

-　詳しい解説　-

ナイロンとは正式にはポリアミドと呼ばれる合成繊維の一つである。ポリアミド樹脂を糸にして織った繊維で、20世紀に入り世界で初めて作られた合成繊維の一つである。種類にはナイロン6やナイロン6,6、ナイロン12などがある。女性のストッキングとして使用されたのが始まりで、以降スポーツウェア、カバンなどのアクセサリーなど様々な物に使用されている。ナイロンは特に摩耗性に強く、伸縮性のある繊維である。
また非常に綺麗な色に染色することが可能で、ナイロン製のカバンなど様々なカラーバリエーションがある。ただし、淡い色は黄変しやすいという特徴がある。

ポリウレタンは２種類の原料を混合、反応させて合成した物質で、ウレタン結合をもつ重合体である。配合を変えることで、弾性繊維の他、人工皮革、断熱フォームや塗料、接着剤などになる。
繊維としてのポリウレタンは伸縮性に非常に優れゴムのように伸びる。しかしゴムより細く、染色も可能である。この特性を利用してストッキングや下着、衣服や水着やレオタードなどに使用されている。