取締役と常務取締役の違い
- 概要 -
一般的に取締役の中で社長や専務、常務といった役職をもつ取締役を役付き取締役、そうではない取締役を平取締役とよぶことがある。常務取締役とは、会社の日常業務を担当し、社長を補佐する取締役のことをいい、単に常務ともいう。位置づけとしては、多くの場合が専務の下、役のついていないヒラの取締役の上におかれている。
- 詳しい解説 -
通常、取締役とは株式会社における取締役会のメンバーとして、業務の監督や意思決定などを行う人のことをいう。株主総会によって選ばれ、メンバーは３人以上でなければならない。また任期は２年以内である。有限会社の場合は、取締役は業務執行の他に会社を代表する人であり、１人以上でよい。
常務取締役は、実際には社長や会長と同じく、会社法において規定があるわけではないので、それぞれの会社が自由に決められる役職である。また会社によっては、会長や社長の指示を仰がなくても、業務を行うことができる場合がある。選任は、取締役会の決議によって行われる。
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