ドラムとパーカッションの違い

-　詳しい解説　-

ドラムとは太鼓類の総称であり、しばしばドラムセットを意味する。ドラムセットには様々な大きさのドラムやシンバルなどの打楽器をドラマーが演奏しやすいように配置したものである。主にジャズ音楽やロック音楽、ポップ音楽などに見られる。バンド音楽における編成の一部である。
一般的なドラムの種類としてはキックとも呼ばれるバスドラム、フロアタム、スネアドラム、一般にタムと呼ばれるトムトム、ハイハットシンバル、シンバルなどが挙げられる。通常、ドラムスティックを使って演奏される。

一方、パーカッションとは本来は打楽器全般をさす。ポピュラー音楽ではしばしばドラムスティックを使わないドラムセット以外の打楽器をさす。例えば、ジャンベ、コンゴ、ボンゴ、ティンパニ、タンバリン、カスタネットなどの他に、木琴や鉄琴などの音階のある打楽器も含まれる。

また打楽器の音を声でそっくり口で再現することをボイスパーカッションという。アカペラ演奏で使われ、最近は「ボイパ」とも呼ばれる。