ドラゴンと龍の違い

-　詳しい解説　-

ドラゴン（Dragon）とはトカゲや蛇に似た伝説上の恐ろしい巨大な生物である。多くは翼をもって空を飛ぶことができ、口や鼻から毒や火を吹く。また鋭い爪と牙を持つとされる。体の色は緑や黒、深紅などさまざまである。
日本語ではしばしば竜と呼ばれる。
ドラゴンは世界各国の神話やイギリスの騎士の守護聖人である聖ジョージはドラゴン退治をした英雄として描かれる。時に守護竜として描かれる場合もある。

一方、龍も同じく伝説上の生物の竜をさす。ドラゴンが西洋の竜であるのに対して、区別するためにしばしば龍という感じが使われる。また龍はワニが起源だともいわれる。中国では神獣、霊獣とされ、口元に長い髭があり、喉の下には逆鱗（げきりん）をもつ。十二支の一つで、皇帝のチンボルにもなっている。
日本にも中国より伝わって、元来あった蛇神信仰と融合した。古墳などに見られる四神の青竜が有名だが、他にも水の神として信仰の対象となった。