土偶と埴輪の違い
- 概要 -
土偶(どぐう)とは縄文時代に日本で製作された人物や動物の形を模した土製品のことである。これに対して埴輪(はにわ)とは、 日本の古墳時代の素焼きの焼き物で、古墳に並べるために作られた。
- 詳しい解説 -
多くの土偶が女性の形や女性の性を強調したものである。北海道から九州にかけて、約15000点の土偶が出土している。日本最古の土偶は三重県で出土した。
また土偶はその脚部の一方が破損したものが多く、中には故意に壊されたと見られるものもあるため、祭祀(さいし)の際に破壊し、厄災をはらう目的で使用されたという考えもある。
埴輪(はにわ)には、円筒の形をした円筒埴輪と、家や物、人や動物などの形をした形象埴輪がある。家型埴輪や馬型埴輪、武人の形をした埴輪などが知られている。前方後円墳とともに消滅した。
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