賃金と給与の違い

賃金と給与の違い

- 概要 -

賃金とは従業員に労働の対価として支払われる金銭のことである。一方、給与は、労働の対価として従業員に支払われる報酬という点では同じであるが、金銭のみならず報酬として支給される車や制服、電化製品などの現品も含まれるが、通常は従業員などに支払われる賃金をさすことが多い。

- 詳しい解説 -

給与には取締役や監査役といった役員に対して支払う役員報酬と、従業に支払う賃金の二つのタイプの給与がある。

役員は会社の従業員ではないので、支払われる役員報酬は会社と役員の間にかわされる委任契約に基づいて支払われる。それに対して、従業員などの労働者は、会社と労働者の間でかわされる労働契約に基づき、労働力の対価として賃金を受け取る。この賃金は法律で最低賃金や支払い方法などが細かく定められている。

会計上の勘定項目においては、一般に正社員に対しては賃金という言葉が使用されるが、非正規社員のアルバイトやパートの給与については雑給などの勘定科目が使用される場合が多い。

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